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実例キットハウス-夫婦二人で創作の場を手作りしたのは赤い木の家

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夫婦二人で創作の場を手作りしたのは赤い木の家

ご主人は木工、奥様はステンドグラス。
二人のアトリエを作りたい─。
その思いは、大きな夢ふくらむ、小さな木の家になった。
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平らかな白山麓に可愛らしい赤い木の家

ここは加賀の国、白山麓。
霊峰より出ずる手取川の流れゆるむ平らかな扇状地に、沿うように位置するのが野々市市。
住宅地と畑に囲まれた一画に、赤い木の家が可愛らしく目を惹く。
隣には、木材がうず高く積まれた、ノスタルジックな平屋民家。
煙突からは立ち上る煙。見れば「三四郎工房」の看板が誇らしく掲げられる。
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「散らかってて悪いね」
現われた只者ならぬ御仁は、木の家のオーナー西尾さんだ。
この地で、木工工房を営んでいる。
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「お邪魔します」
一歩、その木の家へ。
温かい─。
それが、第一印象だった。
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苦戦したのは棟上げ!熱いセルフビルド・ルポ

「着工は2015年10月20日。親和さんから届いた材はトラック2台。思ったよりコンパクトだったね」
訪れて早々、熱っぽくも語られたのは、建築の詳細ルポ。
「基礎のボルト穴に合わせて、土台材に穴を開けるのが難しくてね」

1日目は、土台作りから始まった。
基礎は事前に業者にやってもらった。
昼までに柱が立ち、午後から壁を入れ始め、夕方には梁が乗ったそう。
壁入れは、奥様も参加。
「面白がってましたね(笑)」
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2日目は、棟上げ。
これは、結構苦労した!
男手6人がかりで当たる。下から「持ち上げチーム」と上で「ロープでひっぱり上げチーム」に分かれた。
「上は、平均年齢70歳!(笑)」
3日目は、屋根。アスファルトシングルを貼るのは意外と簡単。この日で、屋根と壁はほぼ終わり。
4日目から床、内壁、窓、ベランダチームに分かれ、手分け作業。
床には工夫を凝らした。まず、床下に木炭を敷く。さらに、床板の下に、もう一枚板を渡して二重構造に。おかげで、冬でも床が温かい。
失敗もした。窓を内外逆につけてしまった! でも、ビス留めだから、すぐ修正。人は間違いから学ぶ。
「失敗するたび親和さんに相談に乗ってもらいました。何度も送ってもらった図面に助けられました」
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10日目あたりから外壁塗装。
塗料は、はじめ、混ぜるのを忘れたまま塗ってしまい…。
「ピンク色になって『おかしいな』ってことになったんです(笑)」
塗装の主戦力は奥様のステンドグラス仲間の女性陣10名ほど。
そう、奥様は、ステンドグラスを嗜まれる。これは、後ほど詳述。
そして、竣工は12日目。

ネットワークを駆使(?)作業にも宴会にも大勢集まる

作業には大勢の仲間が集まってくれた。多いときで10人ほど。いろんな顔が入れ代わり立ち代わりだ。
専門家もいる。電気屋さん、水道屋さん、建具屋さんetc…
なぜ、そんなに人材豊富?
「『ネットワーク』です(笑)。いろんな仲間ですね。木工仲間もそう。それから、私、もともと高校教師でバスケ部の顧問もして、引退後はプロバスケチームの運営をしてたんです」
なんと、JBL2に参戦していた「石川ブルースパークス」のオーナーだったそう。なるほど納得。
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建築中は景気づけの酒席も度々。
「ネットワーク」の猟師さんが持ってきてくれたイノシシ肉を囲んで一杯。
西尾さんはテントも持ち込む。
「宴会のためです(笑)」
完成記念パーティは、それは、それは盛大に行われたそう。
「30人位がこの中でぎっしり! 昼から夜までワーワーと(笑)」
セルフビルドに笑いはつきない。

ご夫婦の創作の場にこれからの夢も膨らむ

木工との出会いは40代。ある時、思い立って丸太100本を買い込み、見よう見まねで、県内スキー場に丸太小屋を建ててしまったそう。

以来、木の魅力に執りつかれた。退職を機に活動を本格化させ、今では、年に数回、展示販売会を行ったり、注文制作を受けたりしている。
「木との対話が楽しいんです」
ログハウス造りもその一環?
「この家は妻のステンドグラスのアトリエ用に建てたんですよ」
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そう、先にふれたが、奥様はステンドグラス制作をされている。始めてもう15年、ベテランの域だ。
この家で生徒を集めて教室も開く。
「私の工房が隣にあるここで、一緒にやろうということになったんです」
ご夫婦の創作の場とは…。
なんとも素敵なことです。

親和木材のキットハウスを選んだのは施工のし易さから。軽くて断熱性に優れた中空木材は、女性でも扱いやすい。手軽に建てられる。
「この場所にね、これからもっと小屋を建てようと思ってましてね。事務所とか、展示場とか。創作の拠点を整備したいと思ってるんですよ」
夢は膨らむ。
「あ、宴会場も造らんとね(笑)」
それが活力の秘訣!?
木の家には、今日も元気が宿る。

親和木材工業のワンポイントアドバイス

当社のハウスの、寒冷地仕様に仕上げられたハウスを見て感激しました。

木の香りいっぱいの当社のハウスを充分に活用されていることに感謝します。
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